内へ向くより、とにかく外へ! 見えなくても「見よう」という気持ちが大事。

加齢黄斑変性の発症以来22年。工夫を重ねて症状に対応しながら、現在も多くの趣味をお持ちです。 自分をオープンにして、まわりの方の親切を自然に受け入れることで、日常を豊かに過ごしていらっしゃいます。

近藤 節子さん(仮名)79歳

京都在住。平成元年に右目に加齢黄斑変性が発症し、6年後には左目にも発症がみとめられる。 現在は3ヶ月に1度の検査を続けており、両目ともの視力は0.2程度。 日常生活で不便を感じることはあるものの、陶芸、絵手紙、歌、華道など、多くの趣味を楽しんでいる。

自分の力ではどうしようもないから、後ろを向いてもしょうがない。

目の異常に気づいたのは、平成元年の4月なのでもう20年以上前になります。 床を拭いていたら、タイルの筋が曲がって見えたので「何やろう?」と思って。 その後も、信号待ちでなんとなく片目をつぶったら右目が見えにくくて。それですぐに眼科に行きました。 そうしたら、先生から「(当時の)現代医学では治りません」と言われて…。もうビックリしました。

その6年後に左目も見えにくくなったんです。両眼に症状が出たので、柱がみんな曲がって見えて。 そのときは「この年になって、まったく目が見えんようになったら…。 子供もいないし、どないしたらええのかな」と思って、夜も眠れませんでした。

でも、私はもともと能天気なのか、落ち込む気持ちがそんなに長く続かなかった。 自分の力ではどうしようもないし、後ろを向いてもしょうがないと思って。

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