やがて右目も発症。日毎に見えなくなっていることに焦りを感じる

それから65歳で退職して、2年ほど経ったときですね。2005年に、今度は右目が発症しました。お風呂に入っている時に目の前のタイルの目地が、なんだか歪んで見えたんです。左目で経験していたものですから、「あれ? これはちょっとおかしいぞ」と思って、1日目から見え方を記録しました。

このときは、もう大変でしたね。光線力学の治療を受けるまでの50日間、日に日に見えなくなっていくんです。「昨日見えていたところが、今日は見えるかな?」と思って、最初は身近にある掛時計を見て、その見え方を記録していましたが…やっぱり、昨日まで見えていたところが見えなくなっている。そうやって、毎日だんだん見えなくなっているということが明らかになるので、焦ったわけですね。もっと詳しく視野の状態を記録できないだろうかと、自分でチェックシートを作りました。

中心の視野が欠けていく様子を、チェックシートに記録する

30センチの距離でチェックシートの中心を見ながら、歪んで見えないところを記録していきました。便宜上、まっくろに塗りつぶしていますが、実際は透明で、ふわーっと抜けて見えるような、ぼかして見えるような、そんな見え方です。まっくろに見えているわけじゃないんです。

発症1日目は中心がクリアに見えていましたが、11日目には見えない部分が中心に少しかぶってきたんです。中心がはっきり見えていると、少しそれたところが歪んで見えなくたってあまり支障がないんですよね。でも、11日目には見えない部分がかぶってきて…24日目には、だいぶ中心の視野が欠けています。この日は通院のため外出したんですが、「商店で品物見えず、釣り銭見えず、タクシー見えず、建物全部ゆがんで見える。人の顔全く見えない」とメモしていますね。そして48日目。手術直前の検査の日に書いたものです。見えない範囲は広がっていますが、外周がやや薄く見えていました。

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