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治療について

加齢黄斑変性の治療

治療について

もし加齢黄斑変性だと診断されたらどのように治療するのか、みてみましょう。滲出型加齢黄斑変性(しんしゅつがたかれいおうはんへんせい)の治療には、下記のような様々な治療法があります。

  • 抗血管新生薬療法(こうけっかんしんせいやくりょうほう)
  • 光線力学的療法(こうせんりきがくてきりょうほう)(PDT:photodynamic therapy)
  • レーザー光凝固術(ひかりぎょうこじゅつ)
  • サプリメント(加齢黄斑変性の進行予防に使用されることもあります)

加齢黄斑変性治療の変遷

過去、加齢黄斑変性の治療は

  • 新生血管抜去術(新生血管を手術で取り除く治療)
  • レーザー光凝固術(新生血管をレーザー光で焼き固める治療)

などが主に行われていました。

2004年に、従来のレーザー光凝固術よりも正常組織を傷つけるリスクが軽減された、光線力学的療法(PDT)(薬と弱いレーザーを併用して新生血管を退縮させる治療)が可能になり、治療の主流になっていきました。
ただ、これらの治療は視力の改善が期待できないことから、一定の視力を下回るような、症状が進行した方のみが受ける治療でした。

そして、2009年頃から、レーザーを照射しなくても視力の低下を抑え、時に改善も期待できる治療である抗血管新生薬療法(新生血管の成長を促す物質のはたらきを抑え、新生血管の成長を止めて消退させる)が可能になりました。この治療法は一旦低下した視力の改善が期待でき、かつ視力の良いうちからでも治療が開始可能な、画期的な治療法として、現在の主流となっています。

1.抗血管新生薬療法

体の中には、脈絡膜新生血管の成長を活性化させるVEGF(ブイイージーエフ)(血管内皮増殖因子(血管内皮増殖因子))という物質があります。抗血管新生薬療法は、このVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することにより、新生血管の増殖や成長を抑制する治療法です。

抗血管新生薬療法イメージ

2.光線力学的療法(PDT)

光線力学的療法は「PDT」ともよばれる治療法で、(1)光に反応する薬剤を腕の静脈から注射した後、(2)病変部にレーザーを照射する、という2段階で構成される治療法です。

この治療により、正常な組織に大きな障害を与えることなく、新生血管を閉じることが可能です。

光線力学的療法イメージ

監修:京都大学大学院医学研究科眼科学 教授 吉村長久

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